赤身肉の旨いステーキハウス。
ある意味当たり前のことなのだがステーキなどのグリル料理で食べる肉は赤身肉が一番旨い。ある時まで霜降りA5和牛がもてはやされ過ぎてステーキが「柔らかい!」「あまーい」が誉め言葉になっている時代もあったが、そんな訳はない。長い事肉を食べ続けている欧米人が赤身肉を食べ続けているのは何故か、それが旨いから食べる、そんな当たり前のことをしてきているだけ。霜降り肉がステーキなどのグリル料理でそんなに旨いなら、欧米だって霜降りに改良されてきているはずがそうはなっていない。
ルビージャックス ステーキ&バーはそんな赤身肉のグリルが旨い。なぜなら、このレストランのオーナーはシェフ マシュー・クラブも含め外国人3人組。自分達が食べて旨い物しか出していないのだから、赤身肉が旨いに決まっている。
しかもここで扱っている肉でもジョンディー・ワーウィック社のブラックアンガスときたら、ま、食べてみるに越したことはない。Lボーン、Tボーン、トマホークとミートロッカーから選び放題。もちろん言えば、現物を目の前に持ってきて選ばせてくれる。それ以外にもミートロッカーには産地の異なる和牛に加えオーストラリア産やUS産など世界の特選牛や仔牛、ドライエイジングビーフが並び、肉好きには至福の天国に見えるはず。付け合わせのマッシュポテトなども旨味が濃くてよいし、旨いクラブケーキなんぞもあってアメリカ人が大喜び。
ルビージャックス ステーキ&バーは肉だけじゃなく新鮮な牡蠣やロブスターが専用水槽でいつでもオーダーを待っているので、その日のおススメをスタッフに聞いたり、オープンキッチンでガッツリ肉を焼いているシェフに聞いてみるのも楽しい。
書くこと満載のルビージャックス ステーキ&バーだが、さらに特筆すべきはワイン。それも、カルフォルニアを中心としたワインの品ぞろえは出色。テーブルから入口の方を見上げ二階にあるワインセラーには200種類1400本を超える有名銘柄やカルトレーベルのワインがずらい。ま、これも当たり前で、オーナー3人組はパークハイアット東京のオープン時のNYグリルの主要メンバー。未だにNYグリルのカルフォルニアワインを中心としたリストは感心するが、そのワインリストを作り上げていた3人がやってるレストランなんだからワインに文句はない。
ついでに言えば、ウエイティングバーとしても使える入口すぐのバーも六本木有りながら荒れた感じがしないのも、ルビージャックス ステーキ&バー自体が抑えが利いていているからだろう。設えに関しては天井が高く開放感があり、オープンテラス席が見渡せる全面ガラス扉はスラーディングで全開放が可能。ワイングラスなどを置いているアイランド什器なども含め、全体にスタイリッシュでコンテンポラリーなスタイルがよい。
- ゴーミヨ2018 POP掲載
- シェフ マシュー・クラブ 吉田友央
- 住所 東京都港区六本木1-4-5 アークヒルズ サウスタワー2F
- 電話 03-5544-8222
Ruby Jack’s Steakhouse & Bar への予約はこちらから
東京レストランのおすすめするドレスコード
カジュアルを通り越し、アメカジでOK!ここはアメリカかオーストラリアです。外国人率高く、犬連れ率高く、そしてスタッフの外人率も高いです。夜はかなりはっちゃけた雰囲気になりますが、実に往年の六本木らしい感じで、ギロッポンで遊びたい人はここが良いかも。いい感じ。
変更事項
特になし。たまにパーティやフェスなどを個人主催なんかでしているときがあるので、サイトの確認はした方がよさそう。
シェフの紹介
シェフ マシュー・クラブ (オーストラリア出身。)
シドニーの有名レストランTETSUYA’Sにてスーシェフを務める。その後イギリス、アメリカ、メキシコなど世界各地の有名レストラン、ホテルにて腕を振るう。
2001年
パークハイアット東京のニューヨークグリルの料理長
その後グランドハイアット東京の副総料理長に昇進。
2005年
ハイアット リージェンシー 京都の総料理長としてに就任し、開業か腕を振るう。
2009年
独立し表参道にTWO ROOMSを開業。おそらく、肉が主食の外国人が今みたいに肉バルなんかが出来る前に「あーー日本にいてもうまい肉食いてえな、そうだ!そういう店つくっちゃお!」と思ったのだろうな……というくらい、アメリカやオーストラリアなんかで食べた「あの」ステーキです。赤身肉メインで肉汁ジュンワ~、塩コショウとマッシュポテトがあればそれでいい……ドリンクはコーラか赤ワインか、バドワイザーでっていうあれ。
ここ、美味しいですよ。
私は赤身肉が好きなので、和牛の得体のしれない脂が肉の隙間からにじみ出る感じとかがなんとも苦手で、最近流行りの肉バルなんか行っても、基本食べるものが見つからないです。私としては、肉の旨味は赤身の部分に集約していると思うわけです。赤身肉のうまさというのは、和牛に慣れているひとはわからないかと思うけれども、要するに「噛む」うまさなんですよ。和牛の柔らかさというのは噛まないでもよいレベルに作られていて、よく食レポなんかである「歯がいらないですね、わあらかああい」ってるアレですが、本来、肉の旨味っていうのは噛むことにあるわけでして。舌の上で転がして飲み込むようなもんじゃあないってことです。噛む喜びとでもいうのでしょうかね。
基本、なんでもドーンと載ってくるので食べすぎ注意ですね。でも一人200gだとちょっと物足りないと感じるかもです。ちなみにこういう店らしくパンはまずいので無視して良い。肉と芋とドリンクを楽しむ店ということでOK?
©2017レストラン東京.tokyo
このサイトについて